Karami

Posted on 2024-09-232024-09-23Product

ニットのふんわりとした柔らかさを表現した、少し野暮ったい雰囲気のあるカーディガン。
“全て手縫い”で造った、特別感のある1枚です。

昔から家にあったような、少し野暮ったいシルエットのニットカーディガンをイメージしています。
ニットは毛糸が絡まって出来上がることから、この作品をKarami(カラミ)と名付けました。

肩から袖口にかけて、丸いふんわりしたシルエットになるようにし、手首できゅっと絞まるようなイメージ。
袖口はあえて逆の、ジャケットのような釦の付いたかっちりしたディテールにしました。

随所に小さくポツポツと糸が出ていますが、これは手縫いでのステッチです。
よく見ると機械的な等間隔ではなく、でも目立ちすぎず、さりげないデザインになっています。

和裁(着物を手縫いで作る仕事)をしていた経験から、全て手縫いのシリーズを作ってみました。
手縫いだと強度が弱くなりがちですが、一般的には1度縫うところを3度縫っていますので、いつも通りに着用していただけます。
ただ、ミシンで縫うよりは繊細になりますので、過度に引っ張ったりはしないようにご注意ください。

ボタンホールも、もちろん手縫いです。
1つのボタンホールを造るのに、約20分。
この作品には8個あったので、ボタンホールだけで2時間30分以上を要しました。
機械ですと数秒で出来ますが、手作業することによりとても柔らかくなります。
また、1つ1つの表情も異なりますので、その独特の雰囲気をお楽しみいただきたいです。

釦は本水牛釦を使っています。
天然のものなので、こちらも1つ1つの表情が異なります。