Nisei

デニムジャケットをオーバーサイズにしたような雰囲気のベスト。

 

 

1952年頃に作られていた、リーバイスのデニムジャケット「Lot.507XX」、通称セカンドと呼ばれているデザインをモチーフにしています。
デニムジャケットのベストを作りたいと思った際、どのデザインをモチーフに仕様かと色々と考えたのですが、
このセカンドが一番好きだったので、参考にしました。

衿は無くしてすっきりと、レイヤードしやすくしました。
後身頃を前身頃よりかなり大きくし、後ろから覆いかぶさるような雰囲気です。

釦を開けてベストとしてスタイリングはもちろん、
オーバーサイズで丈も長めなので、釦を全部閉めてミニワンピのようにして着ても可愛いと思います。

 

 

 

両サイドに付いたフラップ付きのポケット、
運動量を持たせるために施されたプリーツのディティール。
このプリーツが入ったデニムジャケットは、プリーテッドブラウスと呼ばれていたそうです。

 

 

 

バックスタイルにはシンチバックと呼ばれる、バックル付きのアジャスターを付けています。
オーバーサイズなので調整用というより、飾りと思ってください。
本来、デニムジャケットは裾に近いところに付いているのですが、これはウエスト下位についているので、後姿もバランスが取りやすいです。

 

 

 

両サイドの縫代は、「折り伏せ縫い」という、デニム等でよく使われる縫い方に。
縫代端が隠れ、裏側から見ても綺麗です。
「本縫い折り伏せ」という100年以上前のジーンズ初期に用いられた縫製方法で縫っています。
本来、専用の機械で1回の工程で縫うのですが、「本縫い折り伏せ」だと 縫う→アイロン→縫う という、3つの工程を要します。
工程が増えて微妙な調整が出来る分、柔らかい風合いに仕上がっています。

 

 

 

生地は、少し珍しい リネンと和紙の混合素材。
和紙が含まれることによって、とても軽くて涼しいのが特徴です。
一般的に、生地の乾燥は専用の乾燥機で仕上げることが多いのですが、この生地は天日乾燥で仕上げることによって、天然素材独特の表情を表現しています。
その為、よく見ると色ムラがあったり、乾燥の際に出てしまう皺が入っていたりもしますが、手作業生産ならではの風合いになっています。

色味は少し色あせたようなブラックです。

 

 

 

-Nisei-
¥60,000 (including tax)

Size.
丈:約82cm
バスト:約136cm

Qua.
linen 60%
washi 40%

 

 

 

 

 

 

作品は、全て1点ものになります。
在庫状況は、こちらのオンラインショップにてご確認ください。
《 online shop 》

直営店ではご試着が可能です。
ご試着の際に、お客様に合わせて サイズの調整を行っております。
オーダーに近い感覚で購入して頂けるかと思いますので、ぜひ実際に手に取ってご覧ください。

M I H E Y 大阪店
大阪府大阪市福島区福島2丁目7-17 3階 growlevel gallery内

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